インド人の青年×日本人の女の子
1920年代の終わりごろ。主人公の万里子は16歳で30歳も年上の男性と結婚した。原因は父の借金であった。
新婚旅行先のパリへと向かう最中、万里子の夫は協力者の助けを借りてあたかも殺されたかのように装い、その後、行方をくらましてしまう。
実は万里子の夫は海外に意中の外国人女性がおり、国際結婚など絶対に許さないであろう頭の固い母の目をかいくぐってその外国人と駆け落ちするために万里子との結婚と新婚旅行を利用していたのだ――というのが物語の始まりです。
夫に騙され、体よく利用された万里子は当然ながらショックを受けます。ですが、万里子は強い!!そこから立ち上がって再起します。
パリに行く為に乗っていた列車のなかで出会った二ーラム(彼がこの漫画のヒーロー)というインド人の青年との出会いが、万里子の人生を大きく変えてゆきます。
万里子の強さとカッコ良さ、可愛さが本当に魅力的な作品です。未読の方はぜひ。