あらすじ阿部くんは俺に優しくしてくれたから――。中学1年の1年間だけ仲良くしていた三津谷と、高校3年の春、偶然の再会を果たした阿部。以前と変わらない笑顔を見せる三津谷に安堵するも、ふとした瞬間に感じる違和感に戸惑いを覚えていた。そんな折、「三津谷の背中に火傷の跡がある」という噂を聞いた阿部は自分が三津谷から離れた、その理由を思い出す。忘れていた記憶、傷ついた心、笑顔の裏に潜む想い――。阿部と三津谷、それぞれが抱える秘密とは?