あらすじ幼なじみの同級生、舞と隆人。10年前の冬、風の中で起こった小さな事故――舞の顔に傷をつけてしまった隆人は今、学校でもいつも舞の側にいる。「この傷が彼を私に縛りつける。彼の優しさはただの“償い” ――」隆人を想いながらも素直になれない舞は、同級生のあみから隆人への想いを打ち明けられ、隆人と距離を置くことを決心する。しかし隆人にも、伝えられない舞への想いが…。風が吹くたび見え隠れする小さな傷が心に影を落とす。すれ違って行く二人は、あの日の思い出、風花の中で感じた気持ちを取り戻せるのか――。