あらすじ式亭小三馬は女性の外見ともに、心をも美しくすることを信条とする化粧師(けわいし)。人の心を美しくすることで、江戸の町まで化粧したいと願っている。ある時、幕府の老中から、圧政に不満を抱く庶民の鬱憤を晴らしてほしいと頼まれた。小三馬が知恵をしぼると、人々の心は“化粧”されたようにスカッと晴れるのだった。老中はその後も、小三馬をたびたび利用するのだが……本当に“化粧”が必要なのは、幕府だった!?