あらすじ『生類憐みの令』が発令中の江戸で、凶暴化した病犬から荻原をかばい、その牙に倒れた狼面〈ウルフフェイス〉。病犬たちが次々と死んでいたお囲い内部では、いったい何が起きていたのか。そして荻原の胸中にある想いとは―――? 江戸が舞台の「帰去来」ラストまでと、タイのメコン川に無数に昇る『龍神の火の玉』からナークの過去の一端に触れる短篇「龍の光〈ことば〉」、猫型の生物(?)たちが開発する惑星で「にゃんにゃんたち」と出会う「猫につつまれた惑星〈ほし〉」を収録!