ネコ背矯正で有名なストレッチのスペシャリスト・原幸夫氏による「エコノミー症候群」を防ぐためのストレッチを紹介します。震災発生後に避難先や仮説住宅などで亡くなった方が数多くいらっしゃいます。その原因として「深部静脈血栓症」や「肺塞栓症」がクローズアップされました。この症状は、長時間の航空機や新幹線、長距離バスなどの移動でも見られます。また、長時間のデスクワークでもなることがわかっています。「深部静脈血栓症」や「肺塞栓症」は、心臓に血液を送り返さなければならないふくらはぎの静脈内に血栓を生ずる疾患です。その主たる原因は下肢の静脈にうっ血が生じることです。加えて、脱水症状とストレス、若者ではスポーツなどでの下肢の血管内膜への外傷、中高年では下肢の血管内膜の劣化が関与しています。これらの症状は「エコノミー症候群」として広く知られています。「エコノミー症候群」を防ぐには、足首の運動やふくらはぎのストレッチが有効です。