いやー
お姉さん、もういいわ。という感じの回でしたね。
私はもう次は買いません。
ちょっと…いや個人的にはかなりヒドイ。自己中にも程がある。
美羽は「何が大切か」を正面から見極めずにいつも目先に囚われて行動することが、結局自分のみならず大切にしたい人たちにも無駄な時間を費やさせていることに何故ここまで来て気付けないのでしょうか。
ましてその1人が余命少ないかもしれなくて1分1秒だって無駄にできないというのに。
理由は簡単で美羽が過ちに気付いても「反省」をしないから一向に「改善」もされないのです、彼女の行動が。
婚約指輪までくれた身体の弱い彼との約束を破れない(自分が約束を破る人になりたくない)、彼の気持ちに応えお付き合いを続け支えたい(弱っている人をいたわれる自分でいたい)。そうして今の関係を続けることは「誠実」とは程遠い。
彼のことは「大切」なのかもしれないけれど、どうしても「惹かれる人」は蒼介なのだから。
それでも蒼介を選ばないのであれば、物理的に距離を置くべきだよね、自分から。
この作品は登場人物は最初からほとんど増えていません。
登場人物が増えなくともこのくらいの話数は全然展開出来るし出来ている作品も多々ありますが、少しこの作品は同じ展開を繰り返し過ぎと私は感じました。
美羽の悲しい思い出に引きずられなかなか乗り越えられないところに起因していると理解していますが、大切なのは今生きている人たちだ。
登場人物に100%共感はできなくても楽しめることもありますが、やはり主人公の言葉に共感出来るか出来ないかは「良い作品」と思う重要なポイントになります。
そういう意味で、今回の話では美羽に言葉も行動も裏切られました。
ただこれはもう結婚しちゃって子どももいて恋愛の三角関係的なことから10年以上遠ざかってしまった女の感覚なので、恋愛進行形のモテる女子たちには揺れる恋心、悩める美羽の気持ちが分かるのかもしれません!笑
20話くらいまでは私もとっても楽しませてもらいました。絵と蒼介が好きでした。