あらすじ2008年の景気後退では、企業は従業員の削減によって危機を乗り切り、「雇用なき景気回復」と呼ばれる状況に陥った。しかし、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック後を見据えるいま、企業は同様のアプローチを取るべきではないと筆者は述べる。その代わりとして、従業員の役割を変えることが重要であり、特に顧客との有意義なつながりを増やすことによって従業員はいちだんと大きな価値を発揮できるようになるという。本書では、雇用者がパンデミック後の従業員の役割をどう再考すべきか、さまざまな研究結果をもとに5つの助言を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。