あらすじ近年、優れた専門職者獲得と人材多様化が急務となり、仕事復帰プログラムを提供する企業が増えている。同プログラムは人材獲得策として有効なだけでなく、職場から離れた従業員に対しての強力なメッセージにもなっている。こうしたプログラムを実施する会社は、キャリアが直線的である必要はないと認識し、従業員が育児や介護などの個人的理由で一時離職するのは特別なことではないと考えている、というメッセージである。本書では、同プログラムの発展の軌跡や類型化を示したうえで、「キャリア中断後も新たな職務で成功する専門職者を増やしたい」という人々と企業がその共通目標を達成するための方法を紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。