英語は単語で覚えてはいけない!
第二言語習得のプロが伝授する、最小の努力でネイティブに近づく「英語学習の新定番」
「文法と単語のどちらにも属さない定型表現は、雑多なものとして切り捨てられ、英語教育(=実践)においても、言語学(=理論)においても、長らく軽視されてきました。
しかし、技術が進歩し、大量のテキストをコンピュータで分析できるようになると、書き言葉・話し言葉の多くが、実は定型表現で構成されていることが明らかになってきました。母語話者の書いたり話したりした言葉のうち、5~8割程度が定型表現で構成されているという推計もあります。 スマートフォンの予測変換を使って文章を書いていると、予想外に適切な表現が提案されるので驚いてしまうことがあります。我々の用いる言葉の多くは定型表現で構成されるため、産出された語句の後にどのような語が続くかを高い精度で予測できるのです」――「はじめに」より
いよいよ「主役」へと躍り出た定型表現を学ぶ「8つの利点」とは?
(1)言語使用の正確性が上がる
(2)言語使用の流暢性(=スピード)が上がる
(3)言語を使って様々な機能を遂行できるようになる
(4)状況にあった適切な言語を使用できるようになる
(5)すでに知っている単語への知識が深まる
(6)未知の単語を覚えるきっかけとなる
(7)文法知識の習得が促進される
(8)ある共同体(コミュニティ)への帰属を示す
【目次】
はじめに――英語は決まり文句が8割?
第1章 定型表現が重要な理由
第2章 奥深き定型表現の世界――その分類と特徴
第3章 4技能を伸ばす定型表現の学習法
おわりに