〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ

既刊(1巻 最新刊)

〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへ

-
 今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資本主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている、ということを示してきた。エディプス・コンプレックスの理論は、一九世紀近代を成り立たせてきた諸契機が結集することで生まれたものだ。この点を明らかにしたことには実は、さらなる狙いがある。この後、フロイトの理論に、とてつもなく大きな転回が生ずる。このことは、近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを示唆している。この断絶こそが「現代篇」の主題となる。(第1章より)
作品情報

〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへの巻一覧

既刊1巻
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへの作品情報

あらすじ

 今回われわれは、「近代篇」で見出した、西洋近代を成り立たせているメカニズムーーとりわけ「宗教としての資本主義」ーーの最終的な結果として、精神のエディプス的な構造がもたらされている、ということを示してきた。エディプス・コンプレックスの理論は、一九世紀近代を成り立たせてきた諸契機が結集することで生まれたものだ。この点を明らかにしたことには実は、さらなる狙いがある。この後、フロイトの理論に、とてつもなく大きな転回が生ずる。このことは、近代の後に、そして近代の延長線上に大きな断絶が現れることを示唆している。この断絶こそが「現代篇」の主題となる。(第1章より)

〈世界史〉の哲学 現代篇1 フロイトからファシズムへのレビュー

まだレビューはありません。