【内容紹介・目次・著者略歴】
殷(BC17世紀~BC1046)と周(BC1046~BC256)の王朝成立の過程を、出土資史料から考古学的に解明を試みる。
【目次】
まえがき
第一部 殷代史の研究
序論
第一章 祖霊観念の変遷
第二章 宗教の政治的意義
第三章 祖先祭祀と貞人集団
結語
第二部 西周史の研究
序論
第一章 西周王権の消長
第二章 邑の構造とその支配
第三章 西周「封建制度」考
第四章 姫姓諸侯封建の歴史地理的意義
結語
附録
一 甲骨文字研究の現状
二 新出金文資料のもつ意義
三 参有〓資料
四 西周文化の起源と宗周
五 饕餮文の彼方
あとがき
伊藤 道治
1925年生まれ。古代中国考古学者。関西外国語大学名誉教授。京都大学文学部史学科卒業。文学博士。
著書に、『古代殷王朝の謎』『中国古代王朝の形成 出土資料を中心とする殷周史の研究』『図説中国の歴史 1 よみがえる古代』『新書東洋史 1 中国の歴史 1 中国社会の成立 原始-秦・前漢』『中国古代国家の支配構造 西周封建制度と金文』『中国の歴史 1 原始から春秋戦国』(共著)『中国の群雄 1 覇者への道』(共著)などがある。