【内容紹介・目次・著者略歴】
ドイツの歴史学の大家による、「歴史」の持つ教育的な可能性について、さまざまな方面から検討した書。歴史こそが総合的学問である。
【目次】
一 教育力としての歴史の諸問題
二 歴史の不可欠であることと、その積極的効用
三 大瓦解後におけるドイツ史学の政治教育的課題
第二版へのあとがき
歴史的過去に対する信仰告白とは何か──学生に対する講演
訳者のあとがき
リッター,ゲルハルト
1888~1967年。ドイツの歴史学者。元フライブルク大学教授。ミュンヘン大学、ライプツィヒ大学、ハイデルベルク大学に学ぶ。
著書に、『権力思想史――近世の政治的思惟における権力問題の歴史および本質に関する考察』(西村貞二訳)『教育力としての歴史』(島田雄次郎訳)『ドイツのミリタリズム』(西村貞二訳)『宗教改革の世界的影響』(西村貞二訳)『現代歴史叙述の問題性について』(岸田達也訳)などがある。