【内容紹介・目次・著者略歴】
政治的意志決定において、目的に基づいた手段を合理的に選択するという前提は正しいのか。個々人の経験や考え方の意味を問い直す。つまり、政治的な行為や動機を形成する情緒や心理が果たす役割を精査する。
【目次】
訳者まえがき
序文
内容梗概
序説
第一部 問題の状況
第一章 政治における衝動と本能
第二章 政治的な実在
第三章 政治における非合理的推論
第四章 政治的推理の対象
第五章 政治的推理の方法
第二部 進歩の可能性
第一章 政治的道徳
第二章 代議政治
第三章 官僚の思想
第四章 民族性と人類性
解説
ウォーラス,グレーアム
1858~1932年。英の政治学者、社会学者。ロンドン大学教授。オックスフォード大学コーパス・クリスティ・カレッジ卒業。フェビアン協会の創始者の一人。
著書に、『フランシス・プレース伝』『政治における人間性』『大社会』『社会的遺産』『思考の技術』『社会的判断』『人と理念』などがある。