【内容紹介・目次・著者略歴】
FM東海から放送されたラジオ番組「夜の随想」(毎週土曜日の夜 放送)で読まれた52篇の詩をまとめた詩集である。
【目次】
夜の扉
山村
花嫁の越えた峠
港
壷
泉の底
心の祭典
夕暮の丘
緑の雨
曇り日の海
時計
公園の夏
夕焼
翼ある勇者
天の白鳥
庭
山麓の牧場
広野の駅
前進する森
風の日の海
筆筒
山の湖
青い夜
木の実
秋祭
教会
雑木林
草原
窓の灯
島
結婚式
野宿
屋根
絵葉書
雨の窓辺
落葉
家畜
鈴を振る
音楽の終り
日記
子供の昼と夜
雪の降る晩
街
雲と砂浜
人形
月光
都会の風
夢
展覧会の絵
古い机
春の抑揚
驢馬
後記
串田 孫一
1915~2005年。詩人、哲学者、随筆家。東京帝国大学文学部哲学科卒。上智大学、東京外国語大学で教鞭を執る。著作は、詩集のみならず、人生論、哲学書、画集、小説、翻訳など多岐にわたっている。創文社の山岳雑誌『アルプ』の責任編集者も務めた。
著作には、『漂泊』『音楽帖 詩集』『南京玉の指輪『光と翳の領域 随想集』『文房具』『自然の断章』などがあり、100冊をゆうに超える。主著は、詩集『羊飼の時計』、随筆集『山のパンセ』など。