あらすじコロナ禍によって多くの業界で必死の取り組みが続けられているが、プロフェッショナル・サービス・ファーム(PSF)も例外ではない。だが、売上げを増やそうと躍起になるあまり、あらゆる種類のクライアントを獲得しようとすれば、PSFを構成するプラクティスとの間に不一致が生じ、弱体化するおそれがある。そこで筆者らが提案するのが、「プラクティス・スペクトラム」と「クライアント・ポートフォリオ・マトリックス」という2つのフレームワークだ。PSFがこれらを用いて、自社プラクティスの戦略ポジショニングを把握し、クライアント・ポートフォリオを管理することで、優れたパフォーマンスを達成し続けるための手法を論じる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。