あらすじ多くの企業はデジタルテクノロジーの導入に力を尽くしているが、局地的に採用したところで、その効果は限定的である。単に既存のプロセスに人工知能(AI)を接続するだけでは、プロセスの自動化や新たな知見の獲得は果たせない。一方、いっきに組織全体の大改造を目指すのも現実的ではない。企業がAIの可能性を最大限に引き出すためには、ビジネスモデルと仕事の進め方を再検討し、最も重要な部分から始め、大幅なパフォーマンス改善をてこに拡げていくのが賢明である。その4つのステップを紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年9月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。