コロナ禍を経験したことで、企業は働く「場所」や「時間」の柔軟性を高めるハイブリッドな働き方への転換を加速させている。この新しい働き方は、社員の生産性や満足度向上につながることが期待されている。しかし、どのような働き方が最適かは業務や職種によっても異なり、働き方を変えることで、マネジャーが新たに取り組む課題も生じる。本書では、ハイブリッド型の働き方を組織に取り入れる際に、マネジャーに必要な4つの視点、(1)職種と業務の性格、(2)社員の個人的希望、(3)プロジェクトとワークフロー、(4)包摂と公平性について論じていく。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。