どうか産ませてください――あなたとわたしの子を。
18歳の頃、ジュリーとテイトは熱烈な恋におちた。大きな街に出てそれぞれの夢をかなえ、必ず結婚しよう――そう誓い合っていたのに、二人は悲しい誤解によって別れてしまった。しかし10年後、ジュリーは捨てたはずの故郷へ戻ることにした。密かに産み育てた、愛しいテイトの娘のために。白血病に冒された娘のドナーになれるのは、テイトしかいない。娘の存在は明かさずに、なんとしても彼の協力を取りつけないと!万が一うまくいかなかったとき、残る手段はただひとつ。今もわたしを憎んでいるであろう彼に、こう頼むのだ。きょうだい間の輸血のために、“あなたの子どもを産ませて”と。
■癒やしの作家シャロン・サラを友人に持ち、その影響を色濃く受けたリンダ・グッドナイトのシークレットベビー物語です。10年ぶりに再会したジュリーの頼みに驚き、心乱れるテイト。結婚を条件に提案を受け入れますが……。胸が締めつけられるほど切ない感動作。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。