求められても、拒み続けた。身分違いの恋に未来はないから。
母が巨額の借金を抱えていることを知ったティルダ。このままでは家を立ち退かされ、路頭に迷ってしまう……。しかも貸し主は、さる王国の皇太子ラシャド!かつて無理やりナイトクラブで働かされたティルダは、客だったラシャドに見初められ、恋人になったことがあった。だが数カ月後、彼は理由も告げずに突然彼女を捨てたのだった。とにかく返済を待ってもらおうと、ティルダは彼のもとを訪れた。すると非情な目をしたラシャドから、見返りを要求された。「君が提供できるもので僕が求めるのは、君との情事だけだ」
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。