愛されたいと願う妻を迎えたのは、冷たい独り寝のベッドだった……。
看護師のクリスティはスペイン人の夫アレッサンドロと別居中。ハンサムで有能なドクターである彼を愛しているけれど、彼が仕事ばかりで家庭を顧みないことに耐えられず家を出たのだ――まだ愛があるのなら、追いかけてきてくれると淡い期待を抱いて。しかし彼が現れるのを待つうち、一緒に連れてきた子供から家族全員で過ごしたいとせがまれ、やむなく家へ帰ることにした。みずから戻るのは本意ではなかったものの、夫との久々の再会に、クリスティは胸を高鳴らせた。だが、アレッサンドロは彼女の荷物を客用の寝室へ運ぶと、冷たく言い放った。「ここが、きみの部屋だ」
■今や英国のロマンス界を代表する作家となったサラ・モーガンによる名作をお贈りします。情熱的なスペイン人の夫と結婚して十余年。ふと気づけば、愛を抱き続けているのは自分だけかもしれないと不安に陥ったヒロインは、夫の愛と情熱を取り戻せるのでしょうか?
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。