【内容紹介・目次・著者略歴】
刊行後30数年を経て、西欧封建制社会の権力構造研究の出発点である名著に、批判に応えた2論文と展望的なあとがきを加えた再版。
【目次より】
目次
一 封建制社会の法的構造
まえがき
第一章 序論
第一節 封建制の概念
第二節 封建制社会と国家樟力
第二章 本論
第一節 封建制社会の細胞 古典的グルントへルシャット
第二節 レーエン制による権力の組織化
第三節 国王権力の実力的基礎
第四節 王権の超越的性格
第五節 補論 グラーフの権力と大公の権力
第六節 封建制社会の崩壊
二 封建制をめぐる諸問題
第一節 グルントヘルシャフト細胞論
第二節 シャテルニー細胞論
第三節 十二世紀ルネサンス
第四節 フランス史学とドイツ史学
三 封建制社会をめぐる理論的諸問題
あとがき
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世良 晃志郎
1917~1989年。歴史学者。専攻は中世西洋法制史。東京帝国大学法学部卒業。東北大学名誉教授。
著書に、『西洋中世法の理念と現実』『法と権力の史的考察』『封建制社会の法的構造』『ヨーロッパ身分制社会の歴史と構造』『封建制成立史序説』『バイエルン部族法典』『歴史学方法論の諸問題』など、
訳書に、マックス・ウェーバー『支配の社会学 1 (経済と社会)』マックス・ウェーバー『支配の諸類型』マックス・ウェーバー『古ゲルマンの社会組織』マックス・ウェーバー『法社会学 (経済と社会)』マックス・ウェーバー『都市の類型学』フリッツ・ケルン『中世の法と国制』ハインリヒ・ミッタイス『ドイツ法制史概説』ハインリヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』などがある。