【内容紹介・目次・著者略歴】
宋学における道問性と尊徳性という共通認識と思考枠組の変遷を、「礼」の解釈を軸に分析した画期的業績。
【目次より】
はしがき
I 天
一 天譴論
二 郊祀論
三 天理による統合
四 朱熹による展開
五 天譴論の再現
六 郊祀論の再現
II 性
一 北栄の性説
二 朱熹の定論
三 心身情性
四 無善無悪
五 朱陸の異同
六 非難と調停
III 道
一 主題の構成
二 理学の開山
三 虚像の成立
四 従祀の昇降
五 唐宋の変革
六 道統の後継
IV 教
一 聖人の教え
二 礼学の意義
三 冬官の補亡
四 教化の職官
五 家礼と郷礼
六 漢字と宋学
参考文献
あとがき
年表
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小島 毅
1962年生まれ。思想史家。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中国思想史(とくに儒教史、陽明学)。東京大学文学部中国哲学専修卒業、同大学院修士課程修了。
著書に、『中国近世における礼の言説』『宋学の形成と展開』『東アジアの儒教と礼』『朱子学と陽明学』『中国の歴史07 中国思想と宗教の奔流 宋朝』『近代日本の陽明学』『海からみた歴史と伝統 遣唐使・倭寇・儒教』『靖国史観 日本思想を読みなおす』『足利義満 消された日本国王』『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』『織田信長 最後の茶会』『江と戦国と大河』『歴史を動かす』『儒教が支えた明治維新』『子どもたちに語る日中二千年史』など多数。