【内容紹介・目次・著者略歴】
宗教的人間(ホモ・レリギオスス)は、神なき現代社会をどうやって生きていくのか。人間の本質と現代神学の可能性を探求する。
【目次より】
序説
第一部 ホモ・レリギオスス
第一章 意識の交替
一 フォレスターの法則
二 神・人間・自然
三 調和について
第二章 現代と人間
一 ロマンチシズム
二 若者文化
三 ホモ・レリギオスス
第二部 現代神学の方向と課題
第三章 現代神学の問題
一 バルト、ブルトマン、ティリッヒ
二 いわゆるバルト後時代
三 神の死の神学と希望の神学
第四章 神学における主観 客観構図の克服
一 解放の神学
二 プロセス神学
三 解釈学的神学
第五章 哲学的神学について
一 哲学的神学の周囲
I 実存哲学の限界
II 構造主義
III 現象学
二 神秘主義再考(一)
I 「イエスとキリスト」の問題と神秘主義
II 神秘主義の概念
III アナロギアとパラボレー
三 神秘主義再考(二)
I 神秘主義における「境界地帯」について
II 神秘主義の「一」について
III エックハルトとクザーヌス
終章
一 東洋と西洋
二 解釈学的神学と哲学的神学
三 ソナタ風の結語
あとがき
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小田垣 雅也
1929年生まれ。青山学院大学、ドルー大学卒。日本基督教団補教師、国立音楽大学元教授。哲学博士。著書に『解釈学的神学』『知られざる神に』『哲学的神学』『現代思想の中の神』『神学散歩』『ロマンティシズムと現代神学』『四季のパンセ』、学術文庫に『現代のキリスト教』など多数。訳書に『神への誠実』『文化史の中のイエス』などがある。