【内容紹介・目次・著者略歴】
仏・菩薩・諸天の密教的顕現、台密の一字金輪と山王神道、仏舎利と末法思想などの異宗教間の交流融合を通して宗教の軌跡を辿る。
【目次より】
中國・日本における密教の展開
中國佛数史における密教の位置
敦煌の密教文献 特に佛頂尊勝陀羅尼経と諸星母陀羅尼経について
成尋阿闇梨と北宋の密教
奈良時代の密教における諸問題
中國・日本の密数における道教的要素
唐代における安鎮法の成立と日本への流伝
中世神祇思想の一側面
園城寺と尊星王法
山王神道と一字金輪佛頂
神佛習合思想と悲華経
鎌倉期の南都佛教における穢土思想と春日明神
鎮将夜叉法について
虎関師錬の密数思想
あとがき
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三崎 良周
1921-2010年。仏教学者。天台宗の僧侶。早稲田大学名誉教授。
早稲田大学文学部卒。文学博士。
著書に、『台密の研究』『密教と神祇思想』『台密の理論と実践』など、
編・校注書に、『仏教思想とその展開 日本・中国』(編)『新国訳大蔵経 密教部 2 蘇悉地経・蘇婆呼童子経・十一面神呪心経』(共校注)などがある。