【内容紹介・目次・著者略歴】
ライフ・ワークとしてヤスパース研究にうちこんできた著者が、実存の絶対的意識としての愛の立場から教育哲学の体系を構築する意欲作。
【目次より】
まえがき
目次
略語表
序説
I ヤスパースの世界観
II ヤスパースの人間観
第1章 教育の意味
I 序言
II ヤスパース哲学の体系における教育哲学の位置と意味
III 愛と理性と教育
IV 包括者思想と教育
第2章 政治の理念と教育の理念
I 序言
II 政治の理念
III 教育の理念
IV 政治と教育との相関
第3章 教育目的論
I 教育の根本目的
II 教育目的の諸相
第4章 教育内容論
I 序言 教育的状況としての教育内容
II 教養と教育内容
III 歴史と信仰的権威
IV 教育内容と教育計画
V 教育目的と教育内容
VI 状況の特殊性と教育内容
第5章 教育方法論 I 緒言(概説)
I 序言
第6章 教育方法論 II 自発的受容性と受容的自発性
I 教育方法原理へのアプローチの仕方
II 自発的受容性
III 受容的自発性
IV 総括
第7章 教育方法論 III 交わりと覚醒
I 序言 愛と理性と交わり
II 交わりと覚醒との関係の概観
III 実存の交わりとその教育方法的概観
IV 教育方法原理としての交わり
V 交わりの場(媒体)
VI 交わりと覚醒
第8章 教育方法論 IV 愛の全体性 I 統一性
I 愛の全体性
II 愛の包括的存在と教育方法
III 目的・内容・方法の全体性と教育方法
IV 教授・訓育(練)・養護の全体性
V 生徒(被教育者)・教育内容・教師・環境の全体性
第9章 教育方法論V 愛の全体性 II 両極弁証法
I 愛の両極性と理性の両極性
II 両極弁証法 自由と権威を中心として
III 自由と権威との両極性と教育作用
第10章 教育方法論 VI 結語
附録 学問とは何か
I 緒言 学問とは何か,の問い
II 学問の語義
III 学問の本質
IV 学問の根源
V 学問の目標
VI 学問への道
VII 生きた学問
VIII 結語
あとがき
参考文献
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
斎藤 武雄
1904-1995。哲学研究者。東京文理科大学哲学科卒。弘前大学文理学部名誉教授。文学博士。
著書に、『現代人の幸福と道徳』『ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開』『ヤスパース研究』『実存をめざして』『実存と実践』『実存と教育』『実存の真理を求めて』『ヤスパースの教育哲学』『ヤスパースの政治哲学』など。