【内容紹介・目次・著者略歴】
人格の平等、自由などの問題を身近な生活に即して考察し、倫理学の戸口にまで導いていく、ユニークな入門書。
【目次より】
まえがき
第一講 倫理の混乱と倫理思想の混乱
第二講 倫理は変化するか
第三講 横の倫理と縦の倫理
第四講 社会倫理と職業倫理
第五講 人格の平等と平等の倫理
第六講 人格の自由と自由の倫理
第七講 自由平等の矛盾と調節
第八講 保守と革新、伝統と創造
第九講 革命・暴カ・戦争
第十講 国家に於ける権力と倫理
第十一講 講国民道徳と愛国心
第十二講 文明の進歩と倫理
第十三講 倫理学の立場(一)自然主義
第十四講 倫理学の立湯(二)理想主義
第十五講 倫理学の立場(三)汎神論
第十六講 義務の葛藤と倫理の限界
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高山 岩男
1905~1993年。哲学者。京都帝国大学文学部哲学科卒。京都学派の全盛期に学ぶ。文学博士。京都帝国大学文学部教授ののち、神奈川大学、日本大学などで教鞭をとり、秋田経済大学学長を歴任。
著書に、『西田哲學』『ヘーゲル』『續 西田哲學』『文化類型學研究』『世界史の哲學』『日本の課題と世界史』『所の論理』『哲学と哲学的実存』『マルクシズムの超克』『場所的論理と呼応の原理』『道徳の危機と新倫理』『宗教はなぜ必要か』『二つの世界に抗して 文明の破局と人類の対決』『現代の不安と宗教』『道徳とは何か 倫理学入門』『国際的中立の研究』『現代の政治・社会思想 社会科における取扱いに関連して』『哲学とは何か』『教育と倫理』『実存哲学』『政治家への書簡 正・続』『西田哲学とは何か』『京都哲学の回想 旧師旧友の追憶とわが思索の軌跡』『高山岩男著作集』(全6巻)『西田幾多郎研究資料集成 第1・2巻 高山岩男集』など多数ある。