【内容紹介・目次・著者略歴】
民間信仰、都市民俗学など民俗を広く切り拓いた著者が、常民と縁の深い「土」をテーマに、農耕、流行病、世直しなどを読み解く。
【目次より】
第一章 日常性の思想
一 日常性と常民
二 ハレとケの構造
三 日常性の機能
四 日常性の崩壊
五 日常性の回復
第二章 和合の思想
一 農耕祭儀と性
二 道祖神と性
三 不二道と和合の精神
第三章 人を神に祀る思想
一 流行神の特徴
二 疱瘡神と神送り
三 人神と講
第四章 ユートビアを求める思想
一 伝統的ユートビアのイメージ
二 「世直し」の構造
三 「世直り」の構造
四 民衆宗教の性格
結語
参考文献
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
宮田 登
1936-2000年。東京教育大学文学部卒業。同大学大学院修了。筑波大学教授、神奈川大学教授などを歴任。筑波大学名誉教授。元日本民俗学会会長。文学博士。専攻は民俗学。民間信仰、都市民俗はじめ広汎なテーマで、歴史学等の周辺分野とも連携しながら業績をのこした。著書に、『民俗学』『日本の民俗学』『ミロク信仰の研究』など多数ある。