【内容紹介・目次・著者略歴】
純粋理性批判の徹底的解読と広範な文献との対決を通しカント哲学を形式の問題として掘り起こし、解釈史上に新生面を開いた画期作。
【目次より】
凡例
I
形式としての空間 「超越論的感性論」第二節、第一および第二論証の検討
道徳的なよさについて 『道徳形而上学の基礎づけ』第一章、第一及び第二段落の検討
II
内的経験 (一)
内的経験(二)「観念論論駁」をめぐって
内的経験(三) 超越論的観念論と超越論的観念性(上)
内的経験(四) 超越論的観念論と超越論的観念性(下)
内的経験(五) 学としての形而上学について
III
超越論的批判と形而上学
超越論的論理学と真理の論理学
「真理とはなにか」という問いについて
カントにおける経験と自然
カントにおける伝統的な「形相」概念の位置について
IV
神の現存在の存在論的証明に対するカントの批判について
あとがき
初出一覧
業績一覧
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
久保 元彦
1942~1985年。哲学者。元東京都立大学助教授。東京大学教養学部ドイツ科卒、同大学院比較文学比較文化博士課程中退。
著書に『カント研究』がある。