【内容紹介・目次・著者略歴】
人間と神についての省察の記録である『告白』全十三巻を統一的に把握する道を切り開き、その全体像に迫った、わが国初の本格的研究。
【目次より】
まえがき
第一章 『告白』の主題と形式
第一節 執筆の時期と背景
第二節 主題と統一性
第三節 神との対話
第二章 不安と神探究
第一節 不安な心
第二節 『ホルテンシウス』体験
第三章 マニ教の克服
第一節 悪とは何か
第二節 信仰と理性
第四章 ミラノ体験と回心
第一節 ミラノ体験とは何か
第二節 道としてのキリスト
第三節 意志の自由と人格的統一
第五章 内面の世界
第一節 記憶論の構造
第二節 心と内
第六章 永遠と時間
第一節 時間とは何か
第二節 神のことば
あとがき
註
参考文献
英文要旨
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岡野 昌雄
1939年生まれ。哲学者。国際基督教大学名誉教授。元フェリス女学院学院長。専門は西洋古代中世哲学。国際基督教大学卒。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。文学博士。
著書に、『アウグスティヌス『告白』の哲学』『イエスはなぜわがままなのか』『信じることをためらっている人へ』 『古典解釈と人間理解』(共編著)など、
訳書に、『アウグスティヌス著作集 第7巻、第14巻』 A.H.アームストロング 『古代哲学史』(共訳)『アウグスティヌス著作集 第25巻、第26巻』(共訳)などがある。