【内容紹介・目次・著者略歴】
19世紀のヨーロッパはどんな時代だったのか? カトリック、ロマンチシズム、コミュニズムを超える自由主義への道程を描く附・クローチェ自伝 カトリシズムは因習の故、ロマンチシズムは世紀悪故、コミュニズムは専制の故自由の敵と説く。
【目次より】
増訂版まえがき
訳者のことば
目次
第一章 自由の宗教
第二章 自由の宗教に対立する宗教的諸信条
第三章 ロマンティチスモ
第四章 絶対主義支配に対する抵抗と対立および勝利(一八一五─一八三〇)
第五章 自由主義運動の進展、社会民主主義との最初の軋轢(一八三〇─一八四七)
第六章 自由主義・民族主義の諸革命、社会民主主義の諸革命、および反動(一八四八─一八五一)
第七章 革命の再発、ヨーロッパ一般の自由主義・民族主義体制(一八五一─一八七〇)
第八章 ドイツの統一、ヨーロッパにおける人心の変化(一八七〇)
第九章 自由主義の時代(一八七一─一九一四)
第十章 国際政治、行動主義、世界戦争(一八七一─一九一四)
後記
ベネデット・クローチェ自伝(わが自己批判のために)
クローチェの主要歴史書(「ナポリ王国史」を中心に) 坂井直芳
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クローチェ,ベネデット
1866~1952年。イタリアの哲学者・歴史学者。
著書に、『表現の科学および一般言語学としての美学』『純粋概念としての論理学綱要』 『実践の哲学 経済学と倫理学』『純粋概念の科学としての論理学』『ジャンバッティスタ・ヴィーコの哲学』『ヴィコの哲学』(青木巌訳)『ヴィーコの哲学』(上村忠男編訳)『美学綱要』(細井雄介訳)『ヘーゲル弁証法とイタリア哲学』(共著)(上村忠男編訳)『歴史の叙述の理論と歴史』『歴史の理論と歴史』(羽仁五郎訳)『ナポリ王国史』『1871年から1915年までのイタリア史』『イタリアにおけるバロック時代史』『1815年から1915年までのヨーロッパ史』『十九世紀ヨーロッパ史 自由の発展史』(坂井直芳訳)『思考としての歴史と行動としての歴史』(上村忠男訳)『クローチェ政治哲学論集』(上村忠男編訳)『イタリアとスペイン ルネッサンスにおける文化史的考察』 (阿部史郎・米山喜晟訳)『エステティカ イタリアの美学 クローチェ&パレイゾン』(共著)(山田忠彰・尾河直哉編訳)などがある。