【内容紹介・目次・著者略歴】
十五世紀のイタリア・ルネサンスよりもはるかに以前、十二世紀の西欧ですでに知的復興が行われ、活き活きと文化が華開いていた。ローマ古典の再発見、新しい法学、アラビアの先進知識との遭遇、大学の誕生など。「封建的で陰惨な断絶された時代」という中世の理解は正しいのか―精緻な写本研究と文献学の成果で西洋史に新たな枠組みを提示し、今も指標とされる不朽の名著。
【目次より】
凡例
序言
目次
第一章 歴史的背景
第二章 知的中心
第三章 本と書庫
第四章 ラテン的古典の復興
第五章 ラテン語
第六章 ラテン詩
第七章 法学の復興
第八章 歴史記述
第九章 ギリシア語・アラビア語からの翻訳者たち
第一〇章 科学の復興
第一一章 哲学の復興
第一二章 大学の起原
原注・訳注
訳者あとがき
参考文献解題
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ハスキンズ
1870-1937年。アメリカ・ペンシルヴァニア生まれの歴史家。16歳でジョンズ・ホプキンス大学を卒業。ハーヴァード大学教授、アメリカ歴史学会会長、アメリカ中世学会会長を務める。