【内容紹介・目次・著者略歴】
一般均衡モデルを日本経済の生産部門に応用し、いかなる条件が生産効率の向上と低価格の維持を可能にしたかを明らかにする。
【目次より】
はしがき
図表一覧
第1章 多部門生産モデルの勘定体系
1 企業行動の経済図式
2 企業の短期的行動
3 企業の長期的行動
4 価格形成のメカニスム
第2章 多部門生産関数の計測
1 多部門生産関数の基本的勘定体系
2 多部門生産関数の推定結果
3 技術進歩率の計測
4 生産要素間の代用の弾力性
第3章 多部門生産構造の国際比較
1 全要素生産性の比較
2 生産要素間の代用の弾力性の比較
第4章 多部門生産構造の比較静学分析
1 生産量および生産要素投入の価格弾力性
2 比較静学の方法
3 価格変化の分析
第5章 生産量および雇用の分析
1 生産量の変化の分析
2 雇用量の変化の分析
3 コブ・ダグラス生産関数との比較
第6章 資産選択と設備投資行動
1 モデルの基本的勘定体系
2 資産選択方程式
3 正味資産、生産景およびラグ効果のパネル・データ分析
4 収益率効果の分析
5 資本ストック需要および借入金需要
第7章 資産選択の要因分析
1 動学的要因分析の方法
2 資産保有比率の変動の要因分析
第8意 多部門経済モデルヘの展望:結語
付録 統計データの出処、加工方法および単位
引用文献
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得津 一郎
経済学者。神戸大学大学院経営学研究科教授。神戸大学経営学部卒業、大学院経営学研究科博士後期課程退学。専門は、応用計量経済学。
著書に、『日本経済 実証分析のすすめ』(共著)『はじめての統計』『SASでらくらく統計学』(共著)『生産構造の計量分析 』『マクロ経済学』(共著)などがある。