【内容紹介・目次・著者略歴】
「不均衡下に於る望ましい経済政策とは何か」を追求して不均衡理論の有効性を示し、更に現実の経済に対する説明力を明らかにした力作。
【目次より】
序章
付論 最近の非ワルラス動学理論の展開と非ワルラス均衡理論
参考文献
第1章 不均衡理論の学説史的系譜
1 固定価格アプローチ 不均衡理論の第1世代
2 内生的価格決定分析 不均衡理論の第2世代
3 解明された問題と残された問題
第2章 不均衡経済における価格調整と数量調整
数学付録
第3章 不均衡経済における租税,財政支出および貨幣供給
1 不均衡経済における租税
2 不均衡経済における租税と財政支出
3 不均衡経済における貨幣供給
第4章 ケインズ的不均衡経済における期待,インフレーション及びスタグフレ-ション
数学付録
付論 賃金変動とスタグフレーション
第5章 不均衡経済における“bootstrap property"
第6章 非ワルラス経済における情報と合理的推測均衡
第7章 非ワルラス経済の動学分析について
1 研究史と残された問題
2 「せり人モデル」による非ワルラス経済の動学分析
第8章 マクロラショナリストの理論と不均衡経済
結章
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
中込 正樹
1950年生まれ。経済学者。青山学院大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。専門は、行動経済学。
著書に、『意味と人間知性の民俗認知経済学』『経済学の新しい認知科学的基礎』 『事業再生のマクロ経済学』 『意味世界のマクロ経済学』 『フラクタル社会の経済学』 『都市と地域の経済理論』『不均衡理論と経済政策』などがある。