妊娠したとたん冷たくなり、渋々、求婚するなんて……。
わたしが妊娠? ターシャは、医師の診断に愕然とした。相手は、ブリスベーンきっての法廷弁護士ジャレッドだ。彼はいったいどう思うかしら……?体を重ねるときはとても情熱的な二人だが、今まで一度だって、将来について口にしたことはない。ためらいながら妊娠を告げると、彼は急に冷ややかになり、「そんなことをしてくれとぼくが頼んだか?」と言い放った。だがそのあと、静かに「結婚しよう」と告げられ、ひどく傷ついたターシャは、彼のもとを去ることにした――。
■大御所作家ヘレン・ビアンチンには名作が多くありますが、今作は妊娠から始まる大人のロマンス。身ごもったままジャレッドのもとを去ったターシャは、彼に言い寄る女性がいることを知り……。
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。