あらすじ企業は長い間、裁判所の判断に基づいてセクシュアルハラスメントに対処してきた。しかし、セクハラが起こる割合は、もう何十年も変化していない。研修の実施や苦情処理制度を設けることで、この問題に対応する企業は多いが、状況を改善するどころかマイナスの効果を生む場合もある。本書ではセクハラの解決に効果的な研修や制度設計について論じたうえで、最終的にセクハラと戦うことが組織のミッションの一つになるような文化実現のための方策を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年3月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。