世界屈指の大富豪のそばで働く――それは、思いがけない運命の扉。
グレースは養母の治療費と妹の学費でかさんだ借金を返すため、億万長者セサール・ナバロの邸宅の住み込み家政婦となった。彼の秘書から、多忙の主人と顔を合わせることはないだろうと言われていたが、なんと初日から鉢合わせしてしまう。まあ……自宅でくつろぐ彼は、なんてセクシーなのかしら!頬が熱くなり、緊張からついおしゃべりになった彼女は、花も飾らぬ屋敷の殺風景さを指摘して、セサールに睨まれる。グレースはくびを覚悟したが、彼の言葉は意外なものだった。「ぼくの一族が主催するパーティに、一緒に来てくれ」
■人気ベテラン作家のキャロル・モーティマー。苦労人ながらいつも明るく健気なヒロインのシンデレラストーリーをお楽しみください。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。