愛し愛される結婚―― 天涯孤独の娘の、儚い夢。
「僕は君に結婚を申し込みに来たんだ」エマは唖然とした。都会からやってきた若き腕利きの医師ジェイソンが、伯母を亡くして天涯孤独になったエマを妻にしたいという。初めて往診に来たときから、彼をすてきだと思っていたけれど、いきなり結婚だなんて、いったいどうして……?その答えはエマを惨めにさせた。燃えるような恋愛感情はなく、ジェイソンはただ真っ当な結婚を望んでいただけだったのだ。それでも、いつか愛が生まれればと、エマは結婚を承諾した。ハネムーン後、夫につらく当たられるようになるとも思わずに。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。