上司や同僚に限らず、社内外から押し寄せる依頼に翻弄されてはいないだろうか。全員にいい顔をして「イエス」と答え続ければ、自分の時間やエネルギーが浪費され、いずれどの仕事も回らなくなってしまう。そこで、まずは依頼自体を評価し、引き受けるべきかどうかを判断しなくてはならない。熟慮したうえで、断るべき時にはその根拠を提示して伝えることが欠かせず、逆に引き受ける場合には、その依頼が自身の価値を高めるものでなくてはならない。本書では、適切な「イエス」と「ノー」に欠かせない具体的な方策を示す。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年1月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。