死んだはずの愛が
ひとたびのキスで息を吹き返す。リーが大富豪ラウルに見初められ結婚したのは、18歳のとき。
だが、幸せいっぱいの甘くゴージャスな新婚生活は、
突然、終わりを迎えることになる――
リーはその日、夫婦の寝室で美女と鉢合わせしたのだった。
絶望にうちひしがれ、屋敷を飛びだしてから5年が経った。
なんとか人生を立て直し、やがて画家として自立したリーは、
ある盛大なパーティーで、さらに男ぶりを上げた夫に再会する。
ラウルは身構えるリーの唇を当然のように奪い、ささやいた。
「君はまだぼくの妻。ぼくのものだ」
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。