彼が真実の愛をくれないかぎり、
私のこの愛は、ぜったい秘密。とびきりハンサムでセクシーな社長ガイの秘書を務めるサマンサ。
胸に秘めたボスへの切ない想いがいつか報われる日を夢見てきたが、
彼はサマンサとは正反対な女性との戯れの恋にうつつを抜かしてばかり。
見向きもされないことに耐えきれず、ついに彼女は退職を願い出た。
その数日後、父親の入院騒ぎに動揺したガイに、妙なことを命じられる。
「結婚する気はないが、僕の子供を産んでくれる女性を探してほしい」
サマンサは満面にガイへの愛をにじませたが、彼が気づく様子はない。
もう! でも、もしこのチャンスを逃したら、一生後悔するわ!
彼は愛や結婚を申し出ているのではないけれど、それでも……。
勇気を振り絞ると、サマンサは言った。「だったら……私ではどう?」
*本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。