近年患者数が増えている「心臓弁膜症」。心臓弁膜症は、患者数・手術数とも多いのに知られていない病気です。
弁膜症は、心臓の弁がなんらかの原因でいたむことでおこります。比較的高齢の人にみつかっていますが、若くても気づいていないだけで、すでに弁膜症がおこっている可能性もあります。
自覚症状がないまま進行することが多く、弁に障害が起きた状態を放置されると、心臓の壁(心筋)がいたみ、本来の役割を果たせなり、不整脈や心不全をおこし、命にかかわることもあります。
治療の基本は、心臓の壁がいたむ前の、弁がいたんでいる段階で弁を補修するか、人工弁に交換することです。
本書では、病気の基礎知識から手術法の選択、術後の注意点まで、最新情報も網羅し、イラストを多用してわかりやすく解説します。
治療の時期の決定もアドバイス。患者さんの今後の人生にかかわる選択の一助となる一冊です。
【内容】
第1章 弁膜症とは、どんな病気か
第2章 症状から診断するのは難しい
第3章 治療法はなにを考えて決めるか
第4章 カテーテル治療と外科手術
第5章 手術後の自己管理と生活の注意点
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