2週間の愛人契約。無垢な乙女は、触れなば落ちん果実となった。
モデルという仕事は華やかでも、ジェマイマは内気な娘だった。そんな彼女が、若きイタリア人富豪専属の愛人になるとは――。だがチェザーレ・デュランテと初めて会食の席で出会った瞬間、彼女はその強烈な魅力の虜になり、誘われるまま夜を共にした。会食はジェマイマの従兄弟の事業へ投資を求めるためだったが、チェザーレはそれを巧みに利用し、愛人契約を迫ったのだった。「一夜では足りない。2週間、僕の愛人になれば投資をしよう」濃密な夜を重ねるうち、ジェマイマの心にある想いが芽生える。2週間では足りない。彼と、永遠にこうしていられたら……。
■美しく細やかに男女の心の機微を描くクレア・コネリーの愛人契約ロマンスをお贈りします。もうこのふれあいは情熱だけではないはずと願うヒロインと、それを頑なに否定するヒーロー。二人が想いをぶつけ合う感動のラストまで、一気読み必至です!