あらすじ新型コロナウイルス感染症が世界を襲い、人々を不安に陥れている。不確実性の最たる現象といえるが、実は以前からこのリスクを予測してきた研究者がいる。その一人、ヒアリなど外来生物の研究で知られる五箇公一氏は、「コロナ感染症の危機」は、「気候変動の危機」と要因が同じであると言う。それは、地球の生態系を危うくする「生物多様性の危機」にも通じている。人類の存続を脅かす3つの危機の根本要因を明らかにして、その解決の方向性を提示する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。