あらすじ気候変動に関する戦略策定は、企業のリーダー、それこそCEOだけの役割なのだろうか。筆者らは、それに対してCFOのリーダーシップこそ重要だと指摘する。実際、企業の財務・会計を統括するCFOが主体的になることで、マイクロソフトなどの企業では、新たな制度の構築が進み、直接的な企業の利益につながり始めている。CFOならではの気候変動対策に果たす役割と、企業におけるその重要性について4つのポイントから述べる。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。