【書籍説明】
織田信長は将軍足利義昭を京から追放し、名実ともに天下人として歩み出した。
しかし、足利義昭は本願寺の顕如光佐や中国路の大大名毛利輝元と手を組み、信長を倒して再上洛する望みを諦めてはいなかった。
武田信玄は病没したが、跡を継いだ武田勝頼は好戦的な武将で、徳川家康の領国に度々侵攻する。
信長と家康は鉄砲など新兵器によって、「無敵」と称される武田騎馬隊を破り、勝頼に壊滅的な打撃を与えた。
信長は琵琶湖畔に安土城を築き始めた。
城下にキリスト教の教会や学校を建てる許可を宣教師達に与えたところ、信長の使僧朝山日乗から、「キリスト教の布教はスペイン・ポルトガルの植民地政策」という報告がもたらされた。
だが、信長は南蛮貿易により莫大な利益を上げ、様々な新兵器を入手している。
南蛮貿易を振興するためには、キリスト教を禁じることはできない。
信長は奇想天外な戦法を考えつき、キリスト教問題と本願寺合戦を同時に解決しようとする。
目次一覧
武田勝頼
決死の伝令
長篠の戦
家督譲り
安土城建設
南蛮僧の陰謀
放火殺人
異教排斥
本願寺籠城
木津川の大敗
植民地政策
パードレ虐殺
取引停止
鉄甲船出撃
無敵鉄甲艦隊