かご編みは、はやりすたりの少ない手芸分野です。近年はエコ意識の高まりやナチュラル志向により、素材が籐だけでなく、ヤマブドウやアケビなどが人気になっているほか、樹皮やわらなどの自然素材にも注目が集まっています。著者のカルチャーセンターや、全国の公民館、地方自治体の体験学習講座も、開催すればすぐに満員となる状況です。
ヤマブドウやアケビのつるや樹皮でつくるバッグなどは、デパートや通販などでも人気が高く、中くらいの大きさのものでも数万円になります。しかし、採集可能な素材で素敵なバッグがつくれたら、ほとんど無料、しかも自然素材なので、とてもエコです。もちろん、素材単品の購入も可能なので、身近に野山や原っぱがなくてもつくれます。
本書では、素材別に、素材の入手から処理、さまざまな用途に使えるかごのつくり方、編み方を、伝統的な技法を中心に、ていねいに解説しています。
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