パーパスは経営に不可欠なものとなりつつあるが、その定義や実践に苦戦する企業は多い。戦略を明確化し、従業員の意欲をかき立てるという、パーパスの2つの目的を果たすためには、まず「そのパーパスが自社ならではの価値を物語っているか」という本質的な問いに向き合い、そのうえで、従業員のパーパス実践を支援する体制、制度、リソースを整えることが必要になる。本書では、イケア、レゴ、アップルなどの事例から、パーパスを実践する組織をいかにつくり上げるかを論じている。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2020年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。