生まれて間もなく湿疹が出て、かゆみを伴い慢性的に経過する子どもは、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ぜんそく、鼻炎になりやすい傾向があります。ひとつよくなっても、どうしてまた別のアレルギーになるのか、そしていつまで続くのかと、親は心を痛めます。子どもになにを食べさせたらいいか、どんな行動を止めないといけないか、迷うこともたくさんあります。
子どものアレルギー対策では、成長とともに合併や移行もあるため、個々のアレルギー疾患に対してだけでなく、アレルギー全体を理解して管理していくことが大切です。また、アレルギーとのつきあいは長丁場になるので、親だけでなく、子ども本人も、正しい知識を持つことが自分の身を守るため必要になります。
本書は、『子どものアレルギーのすべてがわかる本』(2009年刊行)を最新の検査方法や治療方法を加えて、新版化。監修は世界的に認められているアレルギー疾患の第一人者、信頼できる情報を得られる、子どものアレルギー対策の決定版です。
■おもな内容
巻頭
あなたの対応法間違っていませんか? チェックテスト
第1章
アレルギー すべてに共通する原因と対応策
バリア機能、免疫、アレルゲン、アトピービジネス など
第2章
食物アレルギー 必要最小限の食物除去で発育を妨げない
アナフィラキシー、食物除去、口腔アレルギー など
第3章
アトピー性皮膚炎 正しい治療で気長にコントロール
ステロイド、保湿剤、じんましん など
第4章
ぜんそく 上手に予防して発作を起こさせない
気道過敏性、発作予防薬、重症度 など
第5章
アレルギー性鼻炎 舌下免疫療法で改善を期待
花粉症、通年性と季節性、目の症状 など
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