「僕はそばかすが好きだよ」落ちこむ彼女に、教授は言った。
私は子供たちを守ろうとしただけなのに、“猛女”ですって?子守りのデボラは、突然現れた雇主の兄ギデオンに立腹した。ハンサムで優雅な身なりの彼は教授らしいが、態度が尊大なのだ。魅力的な笑顔にほだされちゃだめ。こんな失礼な人、もう会いたくない。ところがある日、デボラが雇主一家の休暇先に同行すると、なんとそこには、またしてもギデオンの姿が……。驚き、とまどうデボラだったが、一緒に過ごすうち、赤ん坊や子供に優しい彼の意外な一面を知り、急速に惹かれていった。デボラの淡い恋心はしかし、ギデオンの不意の言葉に振り回される!「僕と結婚してくれないか? ああ、ロマンスや愛は問題ではないが」
■唯一無二の作家の名作集《ベティ・ニールズ・コレクション》をお贈りします。本心では何を考えているのかわからないヒーローですが、雇主にそばかすを指摘されて赤面する年頃のヒロインに対し、彼が後日、ドライブ中にさりげなくかけてあげる言葉が印象的です。
*本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。